《(综同人)[综]安倍晴明今天也在绝赞修罗场中》分卷阅读102

    般若、妖琴师、夜叉、一目连,再加上个把玩着竹笛的万年竹,他们或远或近地围绕着晴明,视线都落在晴明的身上,每一个都希望晴明将目光落在自己身上更久点。

    九命猫舌头舔了舔自己的爪子,再一次庆幸自己有先见之明提前脱离了战场。那一处虽然没有动刀动枪,但是他们眼神之间的交锋就像是黑云遮天时的电闪雷鸣,带着让人心惊肉跳的磅礴轰鸣。

    雄性啊啧啧啧……九命猫在心里感慨着,并不打算趟这趟浑水。

    晴明面色不变,提步就从那雄性的包围圈中走了出来:“有什么问题的话你们可以去询问姑获鸟,她会帮助你们的。那么,我就先回房了。”

    围着晴明的式神们自然无法阻止,只好眼睁睁地看着晴明逐渐远去的背影在回廊尽头消失。

    晴明在快要抵达自己房间时,却发现了一个黑影正坐在他的房门口。

    晴明微微挑眉,走近定睛一看,那端正坐在晴明房门口,背生黑色羽翼,不是大天狗又是谁?大天狗正闭着那双冰蓝色眸子,纯白的衣摆随风飘荡着,那上面飘满了花瓣和落叶,像是在此处等待了许久一样。

    晴明不合时宜地将这位威风凛凛的大妖怪,和在庭院门口等待着他回来的小白重合了。

    “大天狗?你为何会在这里?是有什么事情要找我吗?”晴明收敛回发散的思绪,他弯下腰,伸出手轻轻拍了拍大天狗的肩膀,温声询问道。

    大天狗像是如梦方醒,猛地睁开了眼睛,怔怔地看着晴明近在咫尺、面含担忧的脸庞。

    “晴明大人……!”大天狗连忙站了起来,将自己身上飘落的花叶拍落在地,理了理因为久坐而有些发皱的衣襟,朝晴明行了一礼恭谨道:“晴明大人,吾只是想在此处等候您归来罢了,并无什么要事。”

    大天狗顿了顿,抬起那双冰蓝色的眼瞳,有些试探地问道:“莫非吾这样做有何不妥吗?”

    “啊,并不是这样。”晴明失笑,他的目光扫过了回廊外生长得茂盛茂密的树丛,才将视线再度落回到大天狗的身上。

    “只是你不必在此处等我的,犬神和姑获鸟他们没有和你说吗?”晴明奇怪地问道。

    “……”大天狗没有说话,实际上犬神和姑获鸟的确有告诉过他,晴明大人有要事出了庭院,而且也并不需要某位式神一直守在他的身边。

    但是大天狗知晓,在这座职责已经分工好的庭院里,大天狗想要和晴明建立起更紧密、更信任的关系的话,只是简单的听从命令可做不到。

    大天狗并不想要阴阳师和式神这一个简单的关系,他想要成为晴明最信任的式神,离晴明位置最近的式神,能够被晴明委以重任的式神,以及——大天狗也想成为庭院里最理解晴明的式神。

    不过这一个小小的私心自然无法和晴明大人明说。

    大天狗在这段时间里,早就将庭院里的势力分布摸了个透——当然这里面也有部分功劳要归功于对大天狗崇敬不已的鸦天狗就是了。

    “姑获鸟和犬神不是说,吾可以选择自己心仪的房间吗?吾选择了这一块而已。”大天狗看着晴明,俊秀的面容上露出了一抹足以让普通人类面红心跳的温柔微笑。

    “莫非不可以吗?”大天狗问道。

    “原来如此,难怪我说那边的树丛和往常不一样呢。”晴明失笑,他轻轻地摇了摇头,半是调笑道:“虽然不是不可以……但是让你住在树丛中未免太失礼了。我可不想被世人们说安倍晴明苛待他的式神呢。”

    “那是世人愚昧,不懂得晴明大人的大义和美好之处!只懂得背后嚼舌根,那种无知之人连晴明的袍角都别想触摸得到!”大天狗皱起了眉头,背后的羽翼也因为主人的情绪变动而扬了起来,落下了几片黑色的羽毛。

    “但撇开不谈,我的确不能让大天狗你住在那里。”晴明温和而不容许拒绝地开口道。

    “我很感谢你想要守护我的心意,不过我并不喜欢这样,所以还是去寻找另一个更舒适的房间住下吧。好吗,大天狗?”

    大天狗抿了抿唇,感受到了一股从心底蔓延开来泛酸的挫败感。他失落地眨了眨眼,点了点头,声音低沉地回复道:“好的,晴明大人……吾知晓了。”

    看着背后的黑翼都失落得拖落在地上的大天狗,晴明想了想,开口问道:“等会我要去把雪女接回庭院,你愿意和我一起去吗?”

    大天狗听闻此言,俊秀的面容猛地展开了一个笑容:“请晴明大人务必带上吾!所有的危险吾大天狗定会为你斩落!”

    大天狗信誓旦旦的模样让晴明忍不住翘起了唇角,晴明伸出手在大天狗那柔软得犹如绸缎一样的发上轻轻摸了摸:“那就多谢了。”

    晴明向来不愿在式神对自己的好意上泼冷水,他在回廊上朝天空看了看,算了算时间:“那么现在该出发了,来得及的话,可以带着雪女一起回来吃晚饭呢。”

    “现在就出发吗?那么吾去为您准备出行的车具——”大天狗说着就像挥舞着翅膀往胧车和论入道休憩的地方飞去,却被晴明阻止了。

    “不需要它们,我们用走路就行了。”

    大天狗微愕:“走路?”

    “是啊。”晴明轻松地回复道。他示意大天狗跟着自己,然后转身走进了他的房间内。

    大天狗依言照做,他还是来到庭院后第一次进入到晴明的房间内。

    他四处环顾了下,发现晴明的房间和他本人一样素雅洁净,饰物和摆设都恰到好处,而更为注目的则是那占据了整整一面的巨大书架。那上面摆满了各类卷轴,大天狗粗粗一看,那上面既有竹卷,也有唐纸制成的蓝皮书本。

    大天狗暗道一声不愧是晴明大人,藏书可真多。

    但不太了解人类世界的大天狗自然不知晓,即便是天皇的藏书阁,里面的藏书或许还不如晴明的书库多。

    这些卷轴书籍有的是晴明从阴阳寮内摘抄副本得来的,有的是他人所赠,而还有些,则是某些居住在高天原或者是异界的神明们相送的。

    晴明自然不知道大天狗心里想着什么,他带着大天狗来到了被屏风隔开的另一边,在屏风后伫立着一扇绘有白雪皑皑的纸门,晴明将手扣在门扉上,没有怎么用力,轻轻一拉们便应声而开。

    “哗啦——”

    随着那扇门扉的拉开,大天狗下意识地闭上了眼睛,避开忽然出现的刺眼夺目的白光。

    等到大天狗再度睁开眼睛时,扑面而来冷风扬起了他的袍角,而那双微微瞠大的蓝色眼瞳中,则倒映着眼前一片雪白的群山。

    一扇门扉隔开了两个世界,一边是温暖舒适书香缭绕的居房,另一边是寒风凛冽、风雪呼啸的皑皑雪山。

    “走吧,该去找雪女了。”晴明偏头对大天狗这么道了一句,然后提步迈出了这扇门。

    作者有话要说:  大天狗守在晴明门口,想要做什么呢——

    大天狗其实很心机的。

    以及之前说的那篇妖琴师x晴明的,我放在这里了,是全日文的,如果看不懂的话前几章有渣翻。

    いつも通りに博雅と都の鬼退治を終え、土埃に汚れた身体を湯あみで清め、後の対策を酒を交えて博雅と話していれば夜もすっかり更けていた。程よく酔った所で博雅が立ち上がり、明日も頼まれている鬼退治に備えて寝ると言う。最近はヤマタノオロチのせいで増幅する悪鬼のせいで連日の疲れが溜まっていた私は引き留める事もなく、酒盛りの片付けは式に任せ、博雅の後に続いた。

    庭園が伺える廊下を音もなく歩く。

    先日までは幽玄を体現したかのように見事だった庭園はヤマタノオロチの騒動で所々傷跡を残しており、自慢の庭園だったが故に残念でならない。だが、都の事や今の状況を考えれば庭園の傷など考えている暇もなく、黒晴明の真意も探れない今、余所見をする余裕すらなかった。かつては縁側で座っていた彼女の姿も今はない。私の知らない所で世界は少しずつ狂っていく。神楽と共に犬神に掛けられた冤罪を解きに行ったことが今ではすっかり思い出の中だ。

    (過去に耽るのは連日の疲れが溜まっているのかもしれないな……)

    内心で自嘲しながら廊下を進めば、不意に、微かに琴の音が耳に届いた。

    視線を巡らせど弾いている主の姿はないが、音が出る方は大体分かる。

    僅かに聞こえてくる端々でも奏者の手腕は窺え、嫌がられる事は覚悟で音が鳴る方へ足を向けた。

    「妖琴師、か」

    かくして、白い着物に身を包んだ彼はいた。樹皮が所々剝げてしまった桜の巨木の根元に座り込み、目を閉じて琴を弾いている姿こそ音の正体だろう。姿が見えるギリギリの位置で足を止め、なるべく呼吸さえ殺してその音に耳を傾ける。静寂を好む彼の鬼は少しの邪念も許さず、興が逸れて失うにはこの音は惜しい。相手は私が来ている事には気づいているだろうが、弾き手を止めない。まだ、許されている距離である。

    人を狂わせる音の持ち主である妖琴師が来たのはついこないだの事だ。

    都の探索で鬼退治に勤しんでいれば、突如として現れた荷を背負った紙人形が落としていった霊符で偶然呼べたのが彼だった。呼んだすぐに「煩いぞ」と言われ、話す間もなく「このような喧しい場所に呼ぶなど…」と不満を言われて去ってしまい、私自身も依頼でてんてこ舞いになっていたのでこうして姿を見るのも久しぶりだった。一度偶然見かけた時には、近寄った小白と神楽が純粋に賛辞を呈していた姿もあったが、煩わしそうに眉を潜めていた所を見るに相当気難しいのだろう。

    余韻を残して、一曲が去る。

    本来ならばすぐに立ち去った方が良いのかもしれないが、この浮世離れした想いをすぐに手放すのは惜しい。目を閉じて、そっと浸っていればいつの間にそこにいたのだろうか。目を開ければ白い着物が目に入り、私は僅かに目を見開く。

    「いつまでそうしているつもりだ」

    低い声音で問われ、暫くしたのちに口を開く。

    「なに、あまりに見事なものだったのでな」

    「ほう。君にあの調べが理解出来たとでも?」

    挑発的な台詞は地なのか、それともハッタリか。私は目を細め、持っていた扇子で手を叩いた。

    「人を狂わすというその噂、確かに納得せざる得なかった」

    純粋に賛辞を込めて言うが、気難しい彼はスッと冷めた目つきで私を見やる。興ざめしたと言わんばかりの表情で私を見下ろす。

    「やはり、到底出来ていない。所詮はその程度というものか」

    言うや否や、彼は重たい琴を物ともせず踵を返し、これ以上はないと暗に告げている。

    「心労が募った心で私の調べが理解できると?」

    「なるほど。それは失礼な事を言った。では、明日は純粋にその音を楽しむ為にここに来よう」

    「ふん。口先だけで出来るとは到底思えないがな」

    どうやら気休めに聴いていたのが気に障ったらしい。音律の道を極めた者にとって、何かを紛らわせるために聴かれたのであっては無粋にしかならないのだろう。失礼を詫びるように彼が立ち去るまでその場でじっとしていれば、彼は一切こちらに振り返る事もなく立ち去って行った。

    次の夜はいるかどうかも分からない妖琴師の琴の音を聴く為だけに桜の巨木の元へ訪れた。約束も交わしていなければ、気難しい彼なので来るどうかもわからない。期待半分に訪れた場所に、かくして妖琴師はいた。前の夜と同じ位置に座し、私も昨日と同じ位置に佇む。息を殺して、世界が妖琴師の奏でる音だけになったかのような錯覚に囚われ、目も眩むような時間に浸る。その時だけは何もかもを忘れて、じっと彼の音だけに身を任せた。そうして余韻に浸っていればいつの間にか妖琴師の姿はなく、私は誰もいない桜の木に向かって「お見事」と笑みを向ける。

    そんな夜が連日続き、最近はあれほど感じていた疲れも感じなくなっていた。

    相変わらず蔓延る悪鬼が絶える事はないが、夜にあの音を聴くだけでその日にあった出来事がぼんやりとどうでも良くなってしまうのだ。たとえ、その日の依頼がどのようにキツいものであったとしても、妖琴師の琴を聴けば彼の音しか頭に入って来なくなる。

    ある日、程よく一軍が育ってきた事もあって育成途中の二軍をメインに探索に出ていると何やら神楽が心配そうな顔で私の袖を引っ張ってくる。

    「どうしたの?晴明。どこか具合でも悪いの?」

    「いや、そういうわけではないが……」

    《宅书屋》om

    
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